狂犬病の事実

Eita Kitazawa
5月18日
読了時間: 2分

犬を飼い始めると、一年に一回狂犬病の予防接種をしなくてはいけないと狂犬病予防法という法律で決まっています。今は狂犬病の予防接種の時期ですが、もうすでに狂犬病の予防接種をしたワンちゃんは多いのではないでしょうか。

狂犬病の予防接種をするのだから、予防接種をしなければ狂犬病になるかもしれないと思っている方がとても多いのですが、今の日本は狂犬病清浄国だし、世界的にみても数が少ない狂犬病清浄国扱いになっているので、予防接種をしなくても今の日本で狂犬病になることは絶対にありません。では、狂犬病が発生してなくて狂犬病清浄国なのに、なぜ狂犬病の予防接種が法律で義務づけられているのかというと、もし日本で狂犬病が発生してしまった場合、狂犬病が蔓延しないようにするためだからだと思います。だから予防法なのです。

わりと最近、SNSで、「愛犬が他の犬に噛まれました。愛犬が狂犬病になったら怖いので、噛んできた犬が狂犬病になっていないかどうかを動物病院で検査してくださいってその飼い主に言ってやった」みたいなことが書いてあって、もし本当に狂犬病の検査に行ったとしたら、獣医さんは鼻で笑ってしまうような気がしてなりません。

言われていることを何も考えずに鵜呑みにして狂犬病の予防接種をする方がほとんどだと思うし、それがむしろ普通のことだと思いますが、自分自身で考えてみたほうがいい世の中になってきたような気がなんとなくするし、自己責任でほんのちょっとでも自分自身で考えた方が自分自身のためになるような気がしてしまいます。

だから、もうちょっと考えてみると、まだ抗体があるのであれば狂犬病の予防接種を毎年する必要があるのかな？　とも思うし、狂犬病の予防接種をしたからといって抗体がちゃんとできているのかな？　とも思います。