攻撃的になるスイッチ

Eita Kitazawa
5月5日
読了時間: 2分

ゴールデンレトリーバーのむぎくん。穏やかなおとこのこ。お手が得意なむぎくんです。

むぎくんはふだん穏やかなのですが、突然攻撃的になるときがあります。こういうことをすると突然攻撃的になるかもしれないというおおよその見当があって、そういうことをするときには細心の注意を払っています。ある意味攻撃的になるスイッチみたいなもので、スイッチさえ入れさえしなければ穏やかなままでいるから、わざわざあえてスイッチを入れないように接しています。

最近では、SNSなどで、咬む犬を咬まないようにするトレーニング場面を観ることができます。どれもやっていることはほとんど同じなのですが、飼い主さんたちに説明する説明がそのドッグトレーナーによってけっこう違いがあったりします。ほとんどの飼い主さんは犬を擬人化しているので、犬を犬のまま説明するのではなく、犬を擬人化してから飼い主さんたちに説明していることがほとんどだし、犬を擬人化してからでないと飼い主さんたちに伝わらないはずだし、犬を擬人化してからでないと飼い主さんたちを説得できないし、犬を擬人化してからでないと飼い主さんたちにウケないからです。だから、間違ってはないけれど、正しいわけでもない説明が多いです。だけど、正しくない説明だったとしても、飼い主さんたちがそれでよい方向に進んでいけるのであればそれはそれでいいはずです。

けっきょく最後に「愛情です」って締めくくれば成立してしまうところがありますが、咬む犬を咬まないようにするのを犬を犬のまま説明するとなると、「愛情です」だけでは説明不足です。犬の心のなかでどういうことが起きて咬まないようになるのかという説明が必要なはずです。その説明が僕はできるのですが、それを文章で書くとなると何日もかかるので、「愛情です」ということで締めさせていただきます。