仔犬のこころの器の広げかた

Eita Kitazawa
7 日前
読了時間: 2分

ポメラニアンのぽてちむくん。生後８ヶ月のおとこのこ。けっこう愛想がいいぽてちむくんです。

ぽてちむくんは愛想がよくてフレンドリーなのですが、シャンプーの時のシャワーが苦手らしく、その時だけ急に攻撃的になります。こういうのって生まれつきの場合がほとんどで、飼い主さんの飼い方が悪いわけではないことが多いです。

攻撃的の種を持っていないワンちゃんは嫌がったとしても攻撃的になることはほとんどありません。生まれつき攻撃的の種を持っていた場合には嫌なことが起こったときに攻撃という行動にうつることが多いです。生まれつきの種はどうすることもできないかもしれないけれども、種が育っていかないように飼い方を工夫することはできたりします。

種が育っていかないようにするには攻撃という行動をなるべくさせないようにするのと、嫌がる負荷をなるべく小さくして嫌がることを少しずつ経験させていき輪ゴムを少しずつ伸ばすようなイメージで慣れさせていくようにします。輪ゴムを伸ばしすぎると切れてしまうし、伸ばさないとまったく変わっていかないので、微妙なチカラ加減で伸ばすようにします。

SNSで本気噛みのワンちゃんのドッグトレーニングを観たりするのですが、出てくるワンちゃんは柴犬が多いです。やっていることは輪ゴムを伸ばすのと同じことをやっているわけですけれど、ドッグトレーナーなだけあって伸ばすチカラ加減がすごく上手で、本気噛みのワンちゃんがギャーギャー叫びながら攻撃的になっていても輪ゴムが切れる直前くらいまで伸ばして、それによって、嫌がることを嫌ではないことにさせていっています。嫌なことでなくなれば、嫌ではないので攻撃的の種があっても攻撃的になることはなくなります。それぞれのドッグトレーナーによって説明が違ったりしてますが、本気噛みのワンちゃんでやっていることはほとんどコレです。そうやってこころの器を広げていっているのです。