ジャックラッセルテリアのプラッキング

Eita Kitazawa
10月10日
読了時間: 3分

ジャックラッセルテリアのロンゴくん。とてもフレンドリーなおとこのこ。あかるくて元気なロンゴくんです。

ロンゴくんは、プラッキングをしたあとにハサミで形を整えました。プラッキングスタイルです。

プラッキングっていうのは毛を抜くことなのですが、テリアなどの硬い毛が生える犬種は、ハサミで毛をカットし続けると毛が柔らかくなっていきます。毛を抜くと毛の生え替わりのサイクルが一番最初に戻るので、毛を抜いたあとに生えてくる毛は硬い毛だったりします。

プラッキングの歴史はよく知りませんが、害獣駆除するときとかに硬い毛が生えている方が犬自身の体を守ることになるので、そういう意味でプラッキング自体はむかしから行われていました。世界的に見るとどうなのかわからないけれど、今の時代では害獣駆除にテリア犬種を使うことってたぶん少ないはずなので、プラッキングはこれからどうなっていくのか知りません。

プラッキングしているのと、ずっとハサミ仕上げにしている場合では、毛質が変わってくるので見た目に違いが出てきます。同じ見た目になるのであればプラッキングをする意味はありませんが、違いが出てくるものなので、当店ではプラッキングも対応しています。

毛を抜くと痛みがあるんじゃないの？　と思うところだとおもいますが、プラッキングをしたことがある飼い主さんはわかると思いますけれど、だいたい痛がらないけれど、体の部位によって痛がるところもあったりします。痛がるところは当店では毛をハサミでカットしています。

プラッキング仕上げは、トリミングした直後が完成形ではなく、毛を抜いて新たな硬い毛が生えてくるのを計算していくので、一回プラッキングしただけでは完成することはありません。定期的にプラッキングをしていくことで形ができあがっていくものになります。そういう仕組みになっているので、試しに一回だけプラッキングしてみようと思うくらいだったとしたらプラッキングはしないほうがいいかなと思います。

最近では飼い主さんがセルフでプラッキングをしている場合も多いですが、たとえプラッキングはできたとしても、どうしても形を作っていくのが難しいので、綺麗に仕上げたいのであればトリミングサロンをご利用したほうが無難ではあります。