Eita Kitazawa
- 2021年4月17日
- 読了時間: 3分

キツい性格

元気なリヨンくん。ちょっとキツい性格のところもあるけれど、でも、愛想を振りまくかわいらしさもあるし、とてもマイペースなリヨンくんです。

パピヨンって、おだやかな子も多いけれど、キツい性格の子もけっこういます。

たぶん、当店くらいだけだと思いますけれど、当店に来ていただいているパピヨンは、キツい性格の子の方が多かったりします。

このキツい性格っていうのは、生まれつきの場合がほとんどで、飼い方でキツい性格になることはほとんどなかったりします。おだやかな子は、どんな飼い方をしてもおだやかだったりするし、キツい性格の子は、どんな飼い方をしてもキツい性格のままの場合が多かったりします。

じゃあ、キツい性格は、しつけではどうにもならないのかというと、おだやかな子をキツい性格にするのが難しいのと同じように、性格を変えるのはとても難しかったりします。まあそこら辺は人間と同じだと思います。

たとえば人間の場合だと、暗い性格をあかるい性格にしようと思ったら、「自分」が自分に向かって、つい暗い気持ちになってしまうところをあかるいフリをしながら、それを日々繰り返したりしなければいけなくなるし、エロい性格をエロくない性格にしようと思ったら、「自分」で自分に向かって、ついエロサイトを見たい気持ちになるところを、エロサイトを見るのを我慢するようにしながら、それを日々繰り返したりするわけです。ダイエットしたいときも同じで、つい食べたい気持ちに自分がなるところを、「自分」が自分に向かって、食べるのを我慢しようと言い聞かせようとするわけです。

では犬の場合はどうなのかというと、犬には「自分」がなく、自分だけがあるので、自分だけでは性格を変えるのはできないし、そもそも「自分」がないということは、自分がキツい性格だとは思っていないわけです。自分の性格がどういう性格をしているのかがわかるのは、「自分」だけだったりするわけです。

そして、犬には備わっていない「自分」の代わりを人間がすることが、それが「犬のしつけ」ということだと思います。

じゃあ、犬のしつけで、キツい性格をおだやかな性格にするにはどうすればいいのかというと、それはかなり長い話になりそうなので、またそのうち機会があったらお伝えしようと思います。