2021年5月4日読了時間: 3分

辛いと思いながら

柴犬のゴンちゃん。マイペースでほのぼのしていて、落ち着きもあって堂々としていて、とてもおだやかゴンちゃんです。

おだやかな柴犬って、実は、あまりいません。

だいたいの柴犬は、どこかおだやかではない一面を持っていたりします。

むしろ、おだやかではない一面があるのが、それが柴犬らしさなのかもしれません。

でも、おだやかなほうが、やはり飼いやすいところがあるので、おだやかな柴犬を飼いたいところではあるけれど、それはもしかしたら、辛くないハバネロを食べたいと言ってるのと同じことなのかもしれません。

辛い食べものって、最初から辛いと思って食べると、辛さを楽しめたりしますが、辛くないと思って食べてみたら辛い食べものだったとなると、ボディーブローをくらったかのような、そんな感じになるところだと思います。

それと同じような感じで、ちょっと癖がある犬種だと思って柴犬を飼いはじめてもらえればいいけれど、さいきんでは、辛い食べものではないと思いながら辛い食べものを食べるような、そんな感じの方がわりと多かったりします。もちろん、辛い食べものではないと思いながら食べたら、べつに辛い食べものではなかったときもありますけれど、辛い食べものではないと思いながら辛かったときが、これがまたいつまでも口の中に辛さが残ったりしちゃうわけです。辛いと思って食べて、それで口の中に辛さが残るのなら、それを覚悟の上で食べるわけだからいいけれども、そうじゃないときがたいへんだったりします。

ぼく自身はテリアを飼っていますけれど、テリアらしさをよくわかりながら飼っているので、ほかの犬と接することがあるときは、ケンカにならないように、いつも注意しながらみています。油断することはありません。目を離さなくてはいけないときは、ほかの犬から離れさせてから目を離すようにしています。それがテリアの基本的な飼い方だったりします。

その犬種らしさをわかりながら受け入れながら、そうやって飼いたい犬種を飼ってもらえればいいと思います。