8月23日読了時間: 3分

見た目だけ

ボーダーコリーのジェイク。わが家の愛犬です。うるさいけれどとてもフレンドリーで、ちょっと小心者のジェイクです。

ボーダーコリーを飼っているから言いますけれど、今のほとんどのボーダーコリーのこころはボーダーコリーではありません。厳密に言うと、魂がボーダーコリーではありません。犬には魂はあるけれど、精神とか、霊性とか、自我とかって呼ばれているものがないのですが、「ソウル」があって「スピリット」がないと言った方がわかりやすいかもしれません。その「ソウル」が、ボーダーコリーなのにボーダーコリーじゃない感じがすごくします。

ボーダーコリーは賢い犬種で有名ですけれど、ほとんどのボーダーコリーは実際は賢くありません。ごくふつうの犬の感じがするボーダーコリーが多いです。

わりと最近のことですけれど、半日お預かりでボーダーコリーをお預かりしました。その子はしっかりトレーニングが入っていたので、ドッグトレーナーのお世話になったことがあるのかと思ったのですが、飼い主さんに聞いてみたら、ドッグトレーナーのお世話になったことはないらしいです。犬との接し方を観れば、飼い主さんが犬の訓練が上手かどうかはすぐにわかるので、それを観ると、犬の訓練がそこまで上手ではないのはすぐにわかりました。そうなると、その子は生まれながら賢くて訓練性能が高いボーダーコリーということになるわけです。その子と会ったときに、ものすごく久しぶりにボーダーコリーと会ったような感じがしました。その子はボーダーコリーの「ソウル」だったのです。

ソウルがボーダーコリーかどうかっていうのはけっこうわかりやすく、柴犬と会っているときの感じとトイプードルと会っているときの感じくらい違いがあります。そのくらい違いがあると、見た目だけボーダーコリーの子と、ソウルもボーダーコリーの子では、飼っているときの感じも違ってきます。ボーダーコリーの感じを味わいたいのであれば、ボーダーコリーのソウルをしているボーダーコリーを飼われたほうがもちろんいいです。ボーダーコリーのソウルをしているボーダーコリーは、ドッグスポーツをしている血統に多いので、そっちの方向で探していただけるといいかもしれません。ちなみに見た目はじゃっかん地味な感じになります。

わが家で飼っているボーダーコリーのお里は、ドッグショーに出陳してたりしているところなのですが、そこから直接わが家にきたわけではなく、いったん違うところに行って、そこから縁があってわが家で飼うことになりました。飼い始めたときはボーダーコリーのソウルを期待していたところがあったけれど、残念ながら見た目だけのボーダーコリーでした。だからといって見た目だけのボーダーコリーがいけないわけではありません。ふつうの犬を飼っている感じがしますが、愛するわが家の愛犬のジェイクです。