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執筆者の写真Eita Kitazawa

目が見えない犬をさんぽ

柴犬のユズちゃん。けっこうマイペースで、我が道を行くようなそんなタイプ。目は見えてないけれど、元気なユズちゃんです。


ユズちゃんは、片目は義眼で、もう片方の目もあまり見えてなさそうです。目が見えてないと、歩くのがたどたどしくなるし、たどたどしく歩くすがたを見ると、さんぽに行くのを躊躇してしまうところだと思います。

リードを付けずにフリーの状態だと、目安がないのでたどたどしく歩くしかなくなってしまいますが、リードを付けるとある程度の目安が出来るので、たどたどしいけれどリードが付いている分の安心感があるから、リードを付けてないときよりは歩きやすくなっているはずです。

ところが最近では、首輪より胴輪を使う飼い主さんが増えたので、胴輪だと、目安がわかりにくい分、歩きにくくなってしまいます。首輪の方が、目安を伝えやすい分、歩きやすくなっているはずだし、歩きやすいっていうことは、その分の安心感があるということになります。

目が見えないということは、誰かに誘導してもらわないと歩けなかったりするけれど、誰かが誘導してもらえるとそれについていけばいいだけなので、安心して歩けるようになります。胴輪は元々荷車やソリを引っ張る用に作られているから、誘導という目的には作られていないし、だから目安を伝えにくくなってしまいます。たとえば馬とかは、胴輪で荷物を引っ張って、くちにくわえているハミに繋がっている手綱で馬を誘導するわけですけれど、その馬の手綱が、首輪に付いたリードと同じことだったりします。首輪に着いたリードで誘導するから目安が出来て、だから目が見えなくても安心して歩くことができる、ということだったりします。

胴輪と首輪にはそういう違いがあり、愛犬を誘導するのであれば、首輪がよかったりします。



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