ばあちゃんが世話をしていたネコがいました。今から6年前にばあちゃんは亡くなり、そのネコの世話を僕が引き継ぎました。ずっと外にいたからいわゆる地域ネコと呼ばれている状態で、不妊手術もしてあったから、そのまま外でそのネコは暮らしていました。ところが、今から1年と1ヶ月前に、ネコヘルペスの症状で目ヤニがすごく出てしまい、いわゆる猫風邪と呼ばれている状態になってしまいました。
ちょっとヤバいと思ったから、あとさき考えずにすぐに捕獲して、捕獲したらとりあえずクレートの中に入れてから往診に来てくれる獣医さんに電話をしました。獣医さんだってすぐに往診に来られるわけではないので、獣医さんが来るまでは不慣れなクレートの中にいることになるわけですけれど、そのあいだはずっと不安そうに鳴いていました。獣医さんがやって来て診察もおわり、そのまま外にリリースしたら、安心したように去って行きました。
ネコの具合はよくなってきてたけれど、またしばらく経った頃にちょっと具合悪そうに見えたので、また捕獲して往診で診てもらって処置をしてもらってまたリリースをしたけれど、ネコはもう10歳ぐらいだし、そろそろ室内飼いをしなくてはいけないと思って、そのときに室内飼いすると決断しました。
室内飼いをはじめたところですぐに室内に慣れるかというと、そういうことはまったくなく、室内に慣れるまではごく普通にけっこう時間がかかりました。ずっと外にいたから外に出たがるし、不安そうにずっと鳴きっぱなしでした。
テレビの影響で、保護猫ちゃんはいつか必ず飼い主さんに馴れると思われているところがあるけれど、もちろん馴れるネコちゃんもいるけれど、結果的に馴れないネコちゃんも絶体にいるはずです。番組作りの都合上、感動する話にしたいところがあるはずなので、結果的に馴れないネコちゃんは放映されないことだってきっとあるはずです。
馴れる方がもちろんいいけれど、でも、馴れないことをそのまま受け入れるのも愛情ではあるし、ネコを飼いたいと思っているから保護ネコを飼うのも愛情だと思うけれど、ネコをそんなに飼いたいと思っているわけではないけれど、ネコを飼えるスキルもあるし、ネコを飼える状態だし、保護ネコの為に保護ネコちゃんを飼おうと思うのも、愛情なんだと思います。大変な目にあうことをわかりつつも人馴れしないような保護ネコちゃんを飼うことにすることも愛情だと思います。
結果的にネコのちいちゃんは室内に慣れたけれど、結果的にどうなっていくのかは、最初にはわからないところです。
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