2021年9月23日読了時間: 3分

大型犬の飛びつき

ゴールデンレトリーバーのさくらちゃん。ちょっと繊細なところがありますが、フレンドリーでおだやかです。わりとのんびりしているところがあるさくらちゃんです。

さくらちゃんはまったく飛びつかないけれど、大型犬の飛びつきは敬遠される方向にあります。

大型犬が飛びつくと、大型犬に飛びつかれた方は、転ぶ危険性もあるし、大型犬が飛びついてくると、恐怖心を感じる方もいたりします。もちろんそのとおりだし、しつけとしては、飛びつかないようにするのが基本なんだと思います。

だけど、大型犬の飛びつきによろこびを感じる方がいるのも事実だったりします。飛びついてこないと、ちょっとかわいげがないように感じたりするし、飼い主にとっても、飛びついてくれた方がかわいく思うところかもしれません。けれども、時と場合によっては、飛びついてほしくないときがもあるのも現実です。

だから、「飛びつかないように飛びついてほしい」みたいな、そんなところになるわけですけれど。でも、それだと、文章を読んだだけで混乱するわけですから、犬はもっと混乱することになります。しつけの基本としては、一貫性があるようにしないと、犬はどうしていいのかわからなくなるので、飛びつかせたくないのなら、徹底して飛びつかせないようにするのが、それが、犬に覚えさせるセオリーだったりします。

じゃあ、犬が飛びついてくるよろこびは諦めなくてはいけないの？　

って思うところかもしれません。もちろん、犬に覚えさせるのなら、そのよろこびは諦めるしかありません。けれども、犬にインプットさせて覚えさせるのではなく、飛びつかせないようにしたり、時には飛びつかせるようにしたりと、人間が犬をコントロールするのであれば、そのよろこびを諦めなくても大丈夫です。

犬のしつけのほんとうの意味って言うのは、じつは、犬にインプットさせることではなく、犬をコントロールすることを飼い主が学ぶことだったりします。ところが世間では、まったくその逆の、犬に覚えさせることを犬のしつけって言ってたりしますけれど、それは間違いだとぼくは思います。

犬をコントロールできれば、犬を飛びつかせないようにもできるし、飛びつくようにもできたりするわけです。犬をコントロールしていけば、自然と犬もいろんなことを覚えてくるので、基本的なスタンスとして、犬をコントロールしてほしいところです。

犬をコントロールしなくてはいけないほんとうの理由が、じつはありますけれど、それはそのうち機会があればお伝えしようかなと思います。