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執筆者の写真Eita Kitazawa

こいぬのしつけ方

トイプードルのえわくん。生後8ヶ月のお子さまです。愛想がよくってフレンドリーですけれど、これからまだ覚えることはたくさんです。将来がたのしみなえわくんです。


植物を育てるのと、動物を育てるのと、人間を育てるのでは、それぞれ育てるという意味が違っていて、植物を育てるには、光に当てて水と肥料をあげとけばいいじゃんみたいな感じだし、動物を育てるとなると、エサと水をあげて運動をさせて、そのうえ、動物には感情という要素が加わり、その感情も育てるようにしないと、こわがったり攻撃的だったり、そういうこともなんとかしなくてはいけなくなったりしますけれど、そして人間を育てるとなると、身体の要素と感情の要素と、そのほかにも、思考の要素が加わってくるわけであって、学校でさんすうとかを教わったりしちゃうわけです。これが動物だと、「数」というものがたぶん理解できていないはずなので、たとえば二個あったおやつが一個無くなってしまったときに、「おやつが一個無くなった」と思うことはなく、「一個」というものが消えて、「おやつが無くなった」ということを「欠乏感」によって感じるんだと思います。そもそも動物は、「思う」ということ自体ができないような気がするし、とにかく「感情」は確実に感じているということが言えるはずです。

そんな感じに小難しいはなしからはいってしまいましたが、こいぬを育てると言うことですけれど、こいぬに向かって、「いいかいよく聞け、ペットシーツの上でトイレをするのはとてもいいことだ。でも、外出したときにトイレをしなくなるのは、それはどうかと思う。外出した先で、外でトイレをしてもいいのに、どうしてトイレをしないのか。これからは外でもトイレをするようにしようよ」って伝えたところで、こいぬにとってはなにがなにやらサッパリわからず、こいぬに考えさせようとしても、考えるということは思考の要素が関わるわけであって、思考という要素が無いいぬにとっては考えることができないわけです。

では、いぬがなにかを覚えるときに、考えることなしにどうやって覚えているのかというと、「快」の感情を感じることは、やるようになって、「不快」の感情を感じることは避けるようになっていきます。だから、飼い主が望む行動を愛犬がしたときに、そのときに「快」の感情を感じさせるようにすればいいわけですけれど、これがまた単純なことにもかかわらず何気に難しいことだったりします。

では、こいぬに、「快」の感情を感じさせるにはどうすればいいのかと疑問に思うところかもしれませんが、「快」の感情を感じさせる手っ取り早い方法は、「おやつ」を使うことです。おやつは体にアプローチして「快」をあたえる方法ですけれど、もうちょっと人間に近いアプローチ方法となると、「ほめる」というほうが次元が高いのかもしれませんが、けれども、「おりこうさん」という言葉を伝えただけでは、いぬにとっては意味がわかるわけではなく、「おりこうさん」と伝えている飼い主さんの、おりこうさんという感情に反応して「快」の感情を感じることができるということだったりします。

そんなわけで、もう疲れてきたので、文章が雑なままだし、はなしもまだ途中のような感じもしますが、ここらへんでおわろうと思います。



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